【経営】マクドナルドの戦略

ハンバーガーは原価が高い

いきなりですが、みなさんはハンバーガーを自作されたことはありますか?
一般の方が作る場合は、バンズを仕入れるだけで100円以上の出費が発生します。

言わずもがな、ハンバーガーの原価は意外と高いんです。

もしハンバーガーチェーン店が販売する商品がハンバーガーのみの場合、毎期の決算は赤字となるでしょう。

セット販売が売上を高める

それほどまでにハンバーガーというのは原価率が高く、利幅が狭いのです。

にも拘らず、ハンバーガーチェーン店は安定的な経営を見せています。

では、ハンバーガーチェーン店は、どうやって利益を出しているのか?

ハンバーガーチェーン店の戦略と言えば、クロスセルです。

原価率が10~20%程度しかないポテトとドリンクをセットで販売し、ハンバーガーチェーン店は優良で安定した事業を展開させているのです。

ご一緒にポテトも如何ですか?の一言が経営を安定化させる

カウンターでハンバーガーを注文した際に、店員さんが「ご一緒にポテトも如何ですか?」と尋ねてきました。

そこで注文したお客さんは「そうですね。せっかくですのでポテトもお願いします」と言いました。


このような、顧客にとって必要な商品と関連性の高いモノを組み合わせて販売する戦略をクロスセルと言います。関連商品を含めて販売することで顧客の興味をそそり、販売側の利益向上を図ることができるのです。

クロスセルの一例

クロスセル戦略は我々の身近なところでも多く使われています。
ネットショップが良い例です。ネットショップで、なにかモノを注文したとき、サイト下部にこんな項目が現れたことはありませんか?


「この商品と関連性が高いもの」「他のお客様は次の商品を買われています」
恐らく、多くの方が目にした経験があると思います。
これが実に効果的で、新規顧客よりも遥かに購入率が高く、リピーターとしてこれからも購入してくれる可能性も低くありません。

このような「ついで買い」であるクロスセルはあらゆる場面で役立てられますので覚えておいても損はないでしょう。

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