クラウドファンディングとは?
ネットの普及に伴い、日本でもクラウドファンディングが一般化されています。
クラウドファンディングとは、不特定多数から金銭等の支援を受ける手法です。
群衆(crowd)と、資金調達(funding)の単語を組み合わせた造語とされており、近年から、多くのサービスがクラウドファンディングを取り入れ始めました。
(販売サイトから一般的なSNSにも支援のシステムが見受けられています)
ファンの支えで成り立つ者
そして、今回に紹介する人物は、ラジオやブログにて登場した青髭さんです。
たまに同人でCG集を販売するものの、それ以外は絵を描くだけで生計を立てる人物です。絵の依頼を受けて稼ぐ……ではなく、自分の好きなようにイラストを描き、そこで得たファンによる支援で生活していると言います。
国内最大のイラストコミュニケーションサービス「ピクシブ」で活動しており、青髭さんのフォロワー数は十万人に上ります。ピクシブでも近年からサービスを開始しており、これを機に青髭さんの生活が大きく変わったと言います。
少額の支援でもファンが多ければ…
支援者からの継続的な支援でクリエイターを支えるファンコミュニティという触れ込みのFANBOXを利用しており、そこではクリエイターが自在に支援の口数や金額を設けられます。青髭さんは、一口・五百円の項目のみを扱っており、現在の支援者は、なんと千人に上ると言います。
毎月と五百円も支援してくれる支援者が千人も居るということは、単純計算で50万円の収入となります。サービスの使用には手数料が発生しており、実際はもう少し低いようですが、それでも破格の収入と言えるでしょう。
我を貫くだけでも
青髭さんは、単に自分好みのイラストを手掛けるのみです。たまに支援者からリクエストを募ることはあるものの、基本的にテーマや構図を自分で決めており、支援者は青髭さんの活動を純粋に支えたい思いで支援してくれています。
なお、作品の大体は萌えキャラの絵でした。制服や百合を中心に手掛けており、一日一枚の投稿を心掛けていると言います。万人受けする絵柄では無かったけど、十年近く更新を続けた結果として、いまのフォロワーが居ると仰ってました。
支援の特典として青髭さんは、一般公開するイラストの差分を提供しています。一日一枚の投稿を一般用に向けて、そのイラストの差分を支援者のみに公開しています。
現在は支援のみ
以前はイラストの有償依頼も受け付けていた青髭さんも、収入やファンの数が安定した現在では支援のみで生活しています。たまに大きな仕事が来ても断りを入れているそうです。支援にて生計を立てる青髭さんにとって、ファンの存在がなによりも大切と言えます。大きな仕事に感けてしまい、もし一日一枚の投稿を蔑ろにしては、がっかりするファンも多いだろうから、これからも毎日の投稿を心掛けていきたいと仰っていました。