特殊な性癖に、「コプロラリア」「ナレートフィリア」が存在します。
前者は、汚い言葉や卑猥な言葉に興奮を催す性癖です。
後者は、ナレーション(言動や状況に対する解説)により興奮する性癖です。
一般的に希少とされる性癖であるも、その属性を有するユーザーは確実に居り、そこから派生したビジネスに「官能小説・朗読ママ」が在ります。
*諸説あり
官能ママって?
言葉から分かる通り、官能小説を只管に朗読するだけの仕事内容です。
大体の場合は電子書籍であり、サービスの購入者側がサービス料とは別に官能小説の購入費を支払います。サービス料に購入費を含める場合も多いでしょう。
数は少ないものの、クラウドソーシングサービスを覗いても、明らかな需要が窺えます。朗読と言えば、声優さんのお仕事ですが、この仕事においては素人の女性も多く参入しているようです。
相場
朗読者には女子大学生や専業主婦も多いらしく、プロの声優ではない代わりに、料金は割と安価です。また、一冊丸々を読んで貰いたいというユーザーは少なく、殆どの場合は部分的な依頼となっています。(見せ場のシーンのみを朗読等)
一文字辺りの朗読料金は1円前後が専らであり、依頼する内容も限定的な為に、料金は1万円を上回ることは少ないです。
しかし、慣れてしまえば朗読時間は数十分、或いは数分で終える為に、時給に換算すれば数千円を超えたりと、良い稼ぎになる場合もあります。
こちらも、要は「どれだけ顧客を集められるか」に掛かっています。
有名な官能ママさん
実際に、朗読を生業とするママさんの特集です。
声優の学校に通った経歴も無い、正真正銘の素人にも拘わらず、安定して声を収入の柱に変えた専業主婦が居ます。次項では、その手法について触れます。
配信から有名に
やはり、現代における固定ファンを獲得する手法には「配信」が挙げられます。
現代のビジネスにおける必須のツールであり、官能ママさんも配信から有名になり、お陰で多くの固定ファンの獲得に成功しました。
無料サービスにて認知度を高める戦略は、遡れば文化の黎明期より存在すると言われています。現代では、配信サービスにて聴衆の関心を煽り、固定ファンを獲得する手法が一般化しています。官能ママさんも、同じ集客の方法にて多くのファンを得ました。
声優に憧れていた訳では無いものの、幼少期から朗読を趣味としていたという官能ママさん(仮名:Aさん)は、気付いたらニコ〇コ動画やツイキ〇スを使い、朗読動画を配信していたと言います。
いまでは、自作の官能小説を朗読しているとのことです。固定ファンも増えていることから、自作の小説も売り上げが良く、更にはクラウドファンディングで毎月10万円の支援金も頂いていると仰っていました。
まとめ
・官能小説を読むだけの仕事がある
・素人でも参入が可能
・単価は低い
・固定ファンは必須
・官能小説の朗読配信でファンを獲得した専業主婦もいる