水増し商売が蔓延している
ツイッターやインスタで、よく議論を呼ぶ話がフォロワーの水増しです。
他者から信用を得る為、もしくは(張りぼての)影響力を誇示したい目的として、ヒトは時にフォロワーをお金で買うことがあります。
若者社会の間では、フォロワーの数がそのままヒエラルキーに反映されたりもするそうです。それくらいにフォロワーの人数は重要であり、お金を払ってでも増やしたい者(需要)が蔓延する現状です。
当然ながら供給も現れるようになり、海外ではイイネやフォロワーを販売する自動販売機まで有ると言います。勿論、それらはフェイクユーザーであり、要はBOT(ロボット)と呼ばれる架空の存在です。
水増しの相場(2018年)
最近では、YouTubeのチャンネル登録者の水増しが話題を呼んでいます。
ヤフ〇クやメ〇カリ等で調べれば、大体の相場が分かります。YouTubeのフェイクアカウントに対する価格は、ツイッターに比べて約十倍と高額の設定がされていました。
(ツイッターの取り締まりが緩かった頃は、千円でフォロワー一万人という安い相場でした。フェイクユーザーの価格は、運営のセキュリティにより変動すると言って良いでしょう)
(2018年の調査)
セキュリティの程度により相場は上下する
YouTubeを提供するGoogleでは、高度なアルゴリズムが敷かれています。
近年ではツイッターもフェイクユーザーへの取り締まりに精を出していますが、まだまだ不穏なツールが蔓延する状況であり、フォロワーの水増しも(比較的)低価格で提供されています。
Googleは頻繁にシステムの更新があり、自動化の締め出しにも積極的です。オークションサイトで水増しを出品するユーザーに聞いてみると、やはり完全な自動化は難しいとコメントを頂きました。
どんな価格でも水増しが蔓延
さて、YouTubeの水増しについて見ていきましょう。
ヤフ〇クを覗いてみると、チャンネル登録者・五万人の追加で五十万円という暴挙が罷り通っています。登録者数・一人追加につき、約十円という計算です。
最低落札価格が五十万円とは、入札する者なんて居るのだろうか?
という疑問が湧くものの、入札数を見れば一目瞭然に買い手が集まっています。
再生数とチャンネル登録者数が釣り合って居なければ、水増しは即座に発覚してしまうでしょうに……寧ろ需要過多と言わんばかりの実情なのです。
再生数の水増しもある
なお、出品物の中には、再生数の水増しサービスもあります。
フェイクユーザーとセット販売の場合が多く、やはり再生数の水増しも多数の需要が見受けられました。
このように、配信者の中にはハリボテのチャンネルが無数に存在しているのが分かります。大体の場合は、個人的な名誉の為に水増しするものですが、中には人気チャンネルを匂わせて詐欺・勧誘に勤しむユーザーも居ます。詐欺・勧誘の対策を籠めて、このような実情を把握しておくことは無駄ではありません。